主要設備

発電所レイアウトと主要設備

当発電所の主要設備についてご紹介します。
図の番号と説明が対応しています。順を追って読むと発電作業の流れになっています。また、設備や作業の詳細についてはそれぞれのリンクページをご参照ください。

①貯木場

木質バイオマス発電の燃料となる木材をストックしておく場所です。効率的に燃料として利用するためには乾燥させる必要があるため、運び込まれてから半年から1年程この貯木場に置いて自然乾燥させます。

※詳しい説明はこちらのページへ
「木材の調達と貯蔵」
②燃料チップ化設備

十分に乾燥された木材を、破砕機と呼ばれる設備を使ってボイラーで燃えやすいように細かく砕き、「燃料チップ」としてボイラーに投入できる状態に加工する設備です。

破砕機は2台あり、ボイラーで効率よく燃料を燃やすために、木が含んでいる水分の量(含水率)を考慮して、適宜ブレンドしながら燃料チップを製造しています。

※詳しい説明はこちらのページへ
「丸太」から「発電燃料」へ
③燃料チップサイロ

燃料チップを一時的に溜めておき、ボイラーに送り込むための設備です。チップ化設備からベルトコンベアでこのサイロに運び込まれます。

ここにはおよそ半日分のチップを貯蔵しておくことができます。

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「丸太」から「発電燃料」へ
④燃料チップヤード

サイロに貯蔵しきれなかったチップを溜めておく場所です。ここにはおよそ3日分程度のチップを保管しておくことができます。

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「丸太」から「発電燃料」へ
⑤木質バイオマス流動層ボイラー

ボイラーの燃焼室でチップを燃焼させ、水を沸かして高温・高圧の蒸気を作り出す設備です。ここで生み出された蒸気がタービンに送り込まれます。

木質バイオマスを燃やすために作られた「流動層ボイラー」というボイラーを使用しており、水分を含んだ木の燃料でも効率よく燃焼を行える設計となっています。

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木から電気へのエネルギー変換
⑥蒸気タービン・発電機

ボイラーから送り込まれた蒸気を利用してタービンを回し、発電を行う設備です。

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木から電気へのエネルギー変換
⑦特別高圧受変電設備

発電機で生み出した電気を、送電できるように変電する設備です。発電された電気は送電のため66,000Vに昇圧されます。この設備は敷地の隣にある送電線に接続されており、外部に送電を行います。

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発電電力の供給

苫小牧バイオマス発電所主要諸元

営業運転開始 平成29年4月28日
発電出力 6,194kW
発電方式 蒸気タービン駆動方式
稼働時間 24時間連続稼働
ボイラー型式 木質バイオマス流動層ボイラー
木質燃料使用量 229t/日(水分45%)
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