発電所の立地環境

発電所用地について

当発電所用地は、当社株主でもある株式会社イワクラの管理する土地を使用しています。

ここは、周辺に林業の盛んな地域が多く燃料木材が集めやすい場所であることに加え、燃料となる木材を貯木しておく広大なスペースや、また発電電力を送るための送電線、発電所に必要な工業用水の配管がすぐ近くにあることなど、発電所を運営する上で必要な立地条件が整っていたことからこの地に発電所を建設しました。

さらに、これらの貯木スペース、チップ製造設備、発電プラントなどの施設を一箇所に集約したことで、燃料の運搬や発電所の運転に関するさまざまなコストを低減できていることも立地環境の大きな特徴です。

発電所の敷地を上空から撮影。貯木場が並ぶ

木材置き場が、発電所になるまで

この敷地の元々の用途や木質バイオマス発電に携わる経緯について、株式会社イワクラの高橋さんからお話を伺いました。

お話:高橋さん(株式会社イワクラ)

いま発電所が立っていたり、燃料となる丸太を乾燥させる貯木場の土地は、もともとイワクラの土場で使った木材を置いておく置き場として使っていたところです。

丸太の燻蒸(丸太を蒸して、木についている病害虫を殺す作業)をやる場所として使っていたんです。

この土地のすぐ隣に北海道電力の送電施設もあり、木質バイオマス発電をやるには何かと最適な土地だったので、実は他にもいくつかの企業から「木質バイオマス発電をやりたい」という打診がありました。その中で、さまざまなご縁もあって、三井物産さんとご一緒させていただこうという決断になりました。

特に、イワクラは北海道の国有林のことならよく知っています。一方(発電所株主でもある)三井物産さんは北海道内に社有林をお持ちなので、それならば私たちは国有林を担当することで、全道の木をもれなく集めることができそうだというのも、この(木質バイオマス発電の)事業をご一緒した理由の1つと言えます。

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